2009年01月22日
時代錯誤

喫茶店が大衆食堂化し
大人のbarが居酒屋化してしまった
たまのご馳走だったレストランでの食事も
めったにない鮨屋での外食も
ありふれた日常のひとコマに成り下がった
大人のメンタルを癒す場が
ただの胃袋だけを満たす場になっていた
これも時代の流れ
さらりと受け流すか
どこまでも抗ってみるか
これを生業にしている身としては
ただ現代を受け入れるだけ・・ピカボス
ng>
Posted by pikabosu at
13:24
│Comments(0)
2009年01月18日
再会ブルース

「夢を失った男と
金のない男が肩を並べた・・
それが今までそこに一緒にいたあいつらの姿だな」
何十年かぶりで顔を合わせたかつての仲間
余りにもの醜態にショックの色を隠せない
先に千鳥足で店を後にした2人を見送り
改めてバーボンのロックグラスを合わせた
遠い中学の頃には常に共にした仲間だった
些細な諍いがあっても次の日には教室で笑い合った
放課後につるむのもキャンプに行くのも一緒だった
「でも、あいつらはいい奴なんだよな」
戻った笑顔にバーボンのロックを一息にあおった・・ピカボス
Posted by pikabosu at
23:36
│Comments(0)
2009年01月16日
2009年01月15日
カウンターマン
この距離だから出来る事もあり
不可能を夢や希望に代えてくれる魔法も与えてくれる
熱い珈琲を淹れるのも
ボストンシェーカーで荒々しく揺さぶるのも
いつもカウンターの中での出来事・・
考えてみれば非現実な存在
私にはうってつけか・・ピカボス
ght:150%;">
Posted by pikabosu at
14:38
│Comments(0)
2009年01月14日
自転車な休日

かつてはあれほど執心だった車もバイクも今では
ほとんどに興味がなくなった
ふと立ち寄った自転車屋で見せられたイギリス製の自転車
これがクラシックで実にいい
以前なら即決で手に入れただろう
しかし、この歳になると楽しみは出来るだけ引っ張った方がいい
という訳で今も現役で活躍してくれている我が自転車で行動した
今週もいい週に期待を・・ピカボス
g>
Posted by pikabosu at
15:56
│Comments(0)
2009年01月12日
アウトロー

後がないアウトローな横綱が勝った
ほっとした
彼にはもっと相撲界にいて欲しい
切羽詰まり追いつめられた男には独特な輝きが宿る
カフェブッチ
ヒリヒリするくらいのホット珈琲に
ゴールドラム
アマレット
そして生クリーム
あいつに飲ませてやりたい・・ピカボス
Posted by pikabosu at
13:50
│Comments(0)
2009年01月11日
寒雷到来

「こちらのお店は17年ぶりなんです」
「えっ そうなんですか?」
「二十歳の頃に来たんです」
「それは それは・・」
「その時のマスターはどうしてるのでしょうね?」
「その時のマスターって?」
「昔ここをやっていたマスターですよ」
「昔、ここをって・・・・
ずっと、ここはあたしがやってるんですがね」
「えぇ! 私のイメージのマスターじゃない」
「 そんな事を言われても・・
では、昔はどんなマスターだったんですかね?」
「もっと大人な印象でした」
「そうすか・・」
何でそうなるのか・・・?
ここは私以外にはいない
「二十歳の頃に30過ぎのマスターを見るのと
37歳で50のマスターを見るのとでは違って見えるのかも・・
少なくとも二十歳と37歳の貴女ではね」
「なるほど・・そうなのかぁ
ではマスターは今はずいぶんお若いです」
「そう、 ありがとう」
余り嬉しくもないがホメ言葉は素直に受け取っておこう
若いとか何とか言っても17年という時間が経ったのはまぎれもない事実
そんなこんな言って時は確実に流れゆく・・ピカボス
Posted by pikabosu at
13:46
│Comments(0)
2009年01月10日
アイスピックの謎

東京からの客人の相手をしているとアイスピックが見当たらない
すぐに出てくるだろうと厨房を見回したがどこにもない
20年以上使い込んだアイスピック
それの代用になるものはない
客人に断り床をはいつくばって本格的に探しても一向に見つからない
こんな夜に限って団体客が来るものだ
家庭用のドライバーセットについていた小さなノミで割ってみると事の他上手くいった
今夜はこれで取りあえずはしのごう
しばらくすると案の定グループ客が訪れ何食わぬ顔で氷を割った
てな事で一夜が開け本格的に探すがやはり見当たらない
思わぬところから出てくるのだろうがそれまでこんなしょぼいもので
いつまでも間も持たない
仕方がないので新しいのを買ってきた
これで安心
やはりピンチはチャンス
そうこうしているとこんな所からというところから出てくるのだろう
何事も求めると去っていく
知らぬ顔をすればひょっこりと寄ってくるものか・・ピカボス